あなたに飼われる猫になりたい

大きな声では言えない日常の本音を書きたいと思います。

大騒ぎし過ぎではないか。

今朝7:01に配信された記事が非難轟轟である。

 

「悔しいね、ヤバいよ」羽生結弦宇野昌磨

未公開映像で本音が見えた“その瞬間”

(FNNプライムオンライン)

 

このようなタイトルで、3月にストックホルムで行われた世界選手権の最後に漏れた選手たちの本音を、FNN(フジテレビ系)の中継スタッフが記事にしている。

 

ネイサンが三連覇を成し遂げオンラインインタビューに答えている裏側で、待機室で羽生結弦宇野昌磨がこんな会話を交わしていたという。

 

羽生:

悔しいね。ヤバいよ…。

 

宇野:

いやー。

 

羽生:

頑張ろ。頑張ったんだけどな。

今シーズン初めてこんなにフリー酷かった。

練習でこんなミスったことない。

あれーみたいな。

 

宇野:

僕は公式練習からずっとボロボロだったから。ボロッボロだったから。

悔しがる権利もないかもしれない。

 

 

羽生は悔しがり、宇野は悔しがる権利もないと言っている。

いつもの光景である。ファンなら何度もこういうのを目にして来た。

2017年のヘルシンキ大会でも羽生は「(300点超えても表彰台に乗れないなんて)もうこんな試合やだ!」と言い、宇野はケラケラと笑って調子を合わせていたように記憶している。

なんとも微笑ましい光景だ。

 

いや、ファンが怒っているのは、会話の内容がどうとかいうことではないのはわかっている。

「こんなの盗撮だ!」

「撮られているとは思っていない状態の選手の言葉を記事にするなんて神経を疑う!」

「マスコミはいつもそうだ!」

ということなのだ。

 

しかし、本当に羽生と宇野は撮られているとは思っていなかったのだろうか?

 

記事には「我々が頼んだ内容を全て撮り終え、休憩に入っていた外国人カメラマンは何かの存在に気づいて、床に置いていたカメラをそっと向けた」とある。

 

確かに撮影は終了していた。

ここから先はオフレコであったはずだ。

が、外国人カメラマンはふたりの選手の視界の中にいたのだし、「カメラをそっと向けた」動作もふたりは見逃してはいなかったのではないか?

 

ここ何年も羽生や宇野などのトップ選手たちは、会場入りからウォーミングアップエリア、プレカン会場へ向かう道中、会場をあとにする道すがら、ずっとずっとカメラとレコーダーを向けられ続けてきたのだ。

それを考えれば、まだ興奮冷めやらぬ試合会場の一角で、ほんの少しスタッフがカメラを床に置いたからといって、何のガードもなく完全なる素の姿をさらけ出すだろうか?

 

もっと言うと、羽生と宇野というトップのライバル同士がここで交わした言葉が“真実の本音”であったかどうかさえ疑わしい。

 

彼ら選手の側は「いつか記事になってファンの目や耳に届くかも」ということを承知の上で発言していたかもしれないし、このシーンを記事にしたFNNのスタッフ(岡耕平ディレクター)も、「これを記事にしたところで選手側から咎められるやり方ではない」と思ったであろうと私は推測する。

 

この記事に対して憤慨しているファンと同じ人たちであるかどうかは確認のしようがないが、選手たちのバックヤードでの姿を「素敵~」「萌え~」「こんなこと言ってたんだ~」などと、ファンはいつも有り難がって覗き見しているではないか・・・。

 

 

また、フィギュアスケートの雑誌で『Life』というのがある。

次号は羽生結弦が表紙を飾る一方で、巻頭の特集は鍵山優真である。

ファンは「表紙で釣って、後輩くんが巻頭なんてヒドイ!」「奈々美先生のインタビューもアンチライターがやってる!ひどい!どんな偏向内容になってるかわかったもんじゃない!」と大変ザワついている。

鍵山優真が巻頭を飾るのは世界選手権で羽生を上回り銀メダルであったのでしかたのないことであろう。

奈々美先生の取材に関しては、狭いフィギュア界のこと、相手がどんな人物であるかは承知してインタビューを受けたのであろうから、ファンがとやかく言う筋合いではないのではないか?

いやなら買わなければいいだけの話である。

奈々美先生だって印刷前に原稿はチェックしているはずである。元教え子の羽生結弦に不利になるような内容にはなっていないと思われる。

 

 

来年の北京オリンピックに向けて、今後もっともっとマスコミの煽りは酷くなっていくであろう。

試合前は毎度のことだ。

ファンはもっと鷹揚に構えていたらいいのではないかと思う。

 

羽生結弦はもうずっと山のてっぺんにいる。

他者からのマウンティングなど鼻くそである。

羽生結弦も羽生のファンもマウントの頂上にいるのだから。

 

 

 

 

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