あなたに飼われる猫になりたい

大きな声では言えない日常の本音を書きたいと思います。

夫のこだわりに笑えたw

昨年から今年にかけて、私はテレビのバラエティ番組などでスシ○ーの特集を何度も目にした。

それくらい日本では現在○シロー愛好家が爆発的に増えているらしい。

それを裏付けるように、うちの近所のスシ○ーはいつ見ても行列が出来ている。

ス○ロー特集のひとつはバンコク店のオープンドキュメントだったので海外でもスシ○ーは人気なのだろう。

 

 

先週の土曜の昼に、

夫に「今日はお寿司が食べたい」と言うと、

「じゃあ3階に行く?」と言った。

3階というのは、最寄りの駅に隣接しているショッピングモールの3階にスシ○ーがあるので、「3階に行く?」というのは「○シローに行こうか?」という意味である。

 

私たちはこれまで二度ほどス○ローに行ったことがある。

 

私の中では、“○シローは不味くはないが、積極的に「また行こう!」とは思わない回転すし屋”という位置づけになっている。

寿司職人がちゃんとシャリを握っていない“握り”なんて食べた気がしないのだ。

夫はそれを知っていて、私が「寿司を食べたい」と言うたびに「3階に行こう」と言う。私が嫌がるのが面白くていつも「3階に行こう」と言うのだ。

(性格が悪いなw)

 

私は若い頃は、

「イオ○のフードコートになんて絶対に行かない!」とか、

「ユニク○のゆるい服を部屋着になんて絶対にしない!」とか、

「黄色いナンバープレートの軽自動車になんか絶対に乗らない!」などと言っていた。

なんと傲慢だったことか!と今では反省しているが(なぜなら、かなり早い段階で全ての誓いを破ってしまったので)、

しかし現在私も夫ももういい年になり、そこそこ貯えもあり、コロナ禍ということもあって、自分たちの人生がいつどうなるかわからないこのご時世に、何が悲しくてスシ○ーに行かなければならないのか?と思う。

(私の方が性格悪いな)

 

けれど先週の土曜日はあまりにもしつこく夫が「3階に行こう」と言うので、しぶしぶ「わかった。でも今の時間だともうだいぶ並んでると思うよ」と言ったら、急に「冗談だよ!行かないよ!」とのたまった。

 

「は?」やっぱり私をからかっていただけか・・・。

夫に「並ぶのいやなの?」と聞くと、

「あの行列の中に自分が入るのはなんだか流行りに乗っかる一般庶民になったみたいでいやだ」と・・・。

 

その感覚わかる・・・ような気がする・・・。

好きとか美味しいとかではない、ただ流行ってるから並んでます、みたいなのが生理的にだめなのだろう。

わかる・・・気がする・・・。

そして笑えるww

 

で、結局別の回転すし屋に行ったのだが、そこはちゃんと職人(たぶんちゃんとした寿司職人)が目の前で握ってくれるし、運営元が蟹の外食チェーンなのでネタも(たぶん)ちゃんとしていて私たちの気に入っている。

 

が、夫も私もその店にはひとつだけ困っていることがある。

タッチパネルの注文タブレットのような電子システムが導入されていないので、食べたい品をタイミングを見計らって、普段は出さないような少々大きめの声でカウンターの中の店員さんに注文しなければならないのだ。

それがすごくストレスになる。

早く電子システムを導入して欲しい。

 

夫がスシ○ーに行きたいようなことを言うのは、私をからかって楽しんでいるだけじゃなく、本当はストレスなく自由に寿司を注文したいからなのかもしれないなと思ったら、なんだか申し訳ないような気がして来た。