4年前、
「一緒にクレイジーになろうぜ!」と滑った男が、
今年は、
「お前をいかせてやるぜ!」と言っている。
昇天した私たちは、
その後、この世の現実を見る。
「戦いがもたらすのは、
勝利の恍惚か、
敗北の犠牲か」
と、その葛藤に苦しみもがく。
地に足をつけている人間は、
本来それだけで安定した暮らしを送れる、はず。
天には何があるのか。
そこは人間の住む場所なのか。
私はこの世で平穏に過ごしたい。
闘いのない日々を送りたい。
天へ行く(逝く)前に、
地上で幸せを享受したい。
羽生選手の新しいプログラムから私が感じたのは、
生きることは戦うこと、
それには犠牲と苦しみが伴う、ということ。
人は戦うことをやめられないのか。
敵を愛すれば、
戦いはなくなる。
それはやはり無理なのか。