あなたに飼われる猫になりたい

大きな声では言えない日常の本音を書きたいと思います。

無視されるのと悪口を言われるのはどちらがマシか?

今年の6月にSMBC日興証券の(ネット限定の?)CMで、イチローさんが先生役をしていて、生徒役の人たち(老若男女)からの様々な質問に答えているのを見ました。

 

その中のひとり、少々気が弱そうな30代くらいの男性に、「嫌われるのが怖いんですが、イチローさんは怖くないですか?」と訊かれ、その質問に対してイチローさんは、

 

「嫌われるの大好きなんですよ!ゾクゾクしますね!無関心が一番キツイ。嫌われるってのはその人は僕にすごい関心を持ってくれてるってことじゃないですか?嫌われるの大好き!」

 

って満面の笑みで答えていました。

 

 

・・・そうなんだー。強い人だな・・・。

 

 

クラス、職場、チーム、いろんな組織の中で、誰からも完全に無視されたらそりゃーキツイですもんね、それより悪口言われた方がいいって思うこともあるかもね。

 

 

でも悪口を言われるのも本来とてもつらいことだと思います。

 

今は特にネットの中で誹謗中傷、嘘捏造、罵詈雑言、いろいろあることないこと酷い言葉を浴びせられて、それで自ら命を絶つ人がたくさんいる。

 

イチローさんは世界のトップアスリートだから強靭なメンタルがあるのかもしれないけれど、嫌われても平気とか嬉しいとか、そんな風に受け止められる人間ばかりじゃないからね。

 

影響力のあるイチローさんみたいな人がそういうことを言うと、「もっと人の悪口言ってもいいのかな?無視するよりマシなんだ」って勘違いして、他人へのヘイトが加速してしまうかもしれないなと思いました。

 

誰だってメンタル強くなりたいけれど、どんなにメンタルトレーニングしたって限界があると思います。生まれつきの性格があるから。

 

 

悪口言われて凹む方が悪いみたいな風潮はやだなと思います。